7月2日 後場の相場概況

前場の日経平均は-33円安の22270円とわずかに反落しました。

朝方は、寄り付き前に発表された6月調査の日銀短観で、大企業製造業のDI(業況判断指数)が

2四半期連続で悪化したことが重しとなって安く始まりました。

米国の保護主義が世界景気の減速につながるとの懸念が根強いこともあって、安値では-76円安

22227円まで下落しましたが、売り一巡後は1ヶ月超ぶりに111円台と円安ドル高が

進んだことから輸出関連銘柄が買われて上昇に転じる場面もありました。

その後は上値が重い展開となり、小安い水準で推移しました。

 

◆けさは、寄り付き前に発表された6月の日銀短観で、大企業・製造業の業況判断指数(DI)が

前回3月調査から3ポイント下落の+21と市場予想の+22を下回ったことから

投資家心理が悪化して安く始まりました。

2期連続の悪化は2012年12月調査以来5年半ぶりとなり、人件費や原材料価格の上昇によるコスト高が

企業の景況感悪化につながっています。

一方で大企業・全産業の18年度の設備投資計画が市場予想を超えて前回調査から上方修正されたため、

設備投資関連銘柄の一角には買いが入りました。

また大企業・製造業の想定為替レートは1ドル107.26円と、3月公表の109.66円に比べて

円高方向だったことから、このまま現在の為替レートで推移すれば業績上振れ期待も出やすくなります。

東証1部の売買代金は8875億円と超閑散としており、騰落銘柄数は値上がり701銘柄、

値下がり1316銘柄、日経225採用銘柄では値上がり88銘柄、値下がり132銘柄でした。

設備投資関連に買いが入り日経ジャスダック平均は続伸しましたが、東証マザーズ指数は反落しています。

前引けのTOPIXは-0.29%安でしたので、きょうの後場も直近の10営業日で

9回買い付けしている日銀のETF買いが入る可能性はあります。

テクニカル指標は中立圏が多い状態ですが、どれも底値圏に近い位置にあります。

今週は金曜日の米雇用統計まで重要な経済指標の発表が続くことから様子見となりやすいなか、

米国市場は4日が休場となることから休暇を取っている海外投資家も多く、より積極的な

売買が入りづらくなります。

米国株時間外取引が下落に転じ、アジア株市場もおおかたが軟調となっていることから

後場は日銀のETF買い頼みになる部分もあります。

基本スタンスとしては、引き続き下がったところがあれば余裕を持って段階的に買い下がるスタンスで

いいと思っていますが、何がきっかけで浮上してくるのか見極めるのが難しくなってきています。

新興市場もまだすっきりとしたリバウンド入りとはなっておらず、売られ過ぎ水準に達している

銘柄の見直し買いがまだなかなか入ってきませんので、市場心理が好転していません。

場合によっては今週はまだ相場全体がもたつくかもしれませんが、薄商いが続きそうですので、

好材料が出るとリバウンド幅が大きくなる期待もあります。

 

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