3月9日 後場の相場概況

前場の日経平均は+186円高の21554円と続伸しました

朝方は、米国株高や円安ドル高、また米朝首脳会談の開催が明らかになったことで朝鮮半島の

地政学的リスクが後退したとして大幅高で始まりました。

米国による鉄鋼とアルミニウムの輸入制限を巡り、日本を含む同盟国には交渉余地があるとの見方から、

貿易摩擦への懸念が和らいだことも相場の支えになると、高値では+516円高の21884円まで

上昇しました。

買い戻し一巡後は、先物にまとまった売り物が出たこともあり、前引けにかけて伸び悩みました。

日経平均先物・オプション3月限のSQ(特別清算指数)推計値は21575円45銭でした。

 

◆けさは大幅高で始まったあとも勢いが続き、米国株時間外取引が上昇したこともあって

上値を試す展開となりましたが、前引けにかけて急失速となりました。

やはり注目される米雇用統計を前に、買いは続かなかった格好です。

前引けでの東証1部の売買代金は2兆1508億円と、SQに絡んだ売買で膨らんでいます。

騰落銘柄数は値上がり1240銘柄、値下がり728銘柄、日経225採用銘柄では値上がり170銘柄、

値下がり49銘柄となっており、裁定買いの影響からファーストリテが約24円、

ソフトバンクが約17円、東京エレクが約11円など、日経平均を押し上げています。

東証業種別株価指数は33業種中、鉄鋼、パルプ・紙などの4業種以外の29業種が上昇しました。

日経ジャスダック平均、東証マザーズ指数もともに小幅続伸しています。

日経平均は高値では25日線(前場試算値:21755円)を上回り、21884円まで

上昇しましたが、先物にまとまった売りが出ると急速に伸び悩みました。

黒田日銀総裁が出口戦略を否定したことや、欧州中央銀行(ECB)の金融政策の方向性が

見えてきたことなどは安心材料になっているものの、今晩発表の米雇用統計を前にして

積極的に買いポジションを積み上げる動きにはなりづらかったようです。

米国株時間外取引も小幅安に転じる場面が出てきていますし、ドル円も106円台後半から

106円台半ばへ円高になっていますので、後場はさらに積極的な買いは入りづらそうです。

無難に行くのであれば後場は様子見で、米雇用統計の結果を受けての来週から参戦する方が

リスクは圧倒的に小さいと思います。

 

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