3月2日の米国株市場
2日の米国株市場は
NYダウが-70.92ドル安の24538.06ドルと4日続落、
ナスダックが+77.306ポイント高の7257.867ポイントと4日ぶりに反発しました。
トランプ大統領が鉄鋼とアルミニウムに輸入制限をかける方針を示したことで、中国などとの貿易摩擦が
強まる警戒感から、引き続き売られてダウは2月9日以来の安値で終えています。
新関税による悪影響が大きい航空機や建機などの下落が相場の重しになって、下げ幅は一時-390ドルを
超えましたが、急速な下落が続いていたことから押し目買いも入り、取引終盤にかけて下げ渋りました。
トランプ大統領は2日朝にも貿易戦争は良いことでしかも楽勝だとツイートするなど強気姿勢を崩しておらず、
輸入制限に対するトランプ大統領の本気度が再認識されたことで投資家心理を冷やしました。
週末にはイタリアで総選挙が実施されるほか、ドイツでは第2党、ドイツ社会民主党(SPD)が
メルケル首相率いる中道右派のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との大連立継続を問う
党員投票の結果が判明するなど欧州政局の先行き不透明感の強さも重しとなりました。
ナスダックは、業績期待の高いハイテク株の一角が買い直され、アップルやアルファベット(グーグル)など
主力株や半導体関連やバイオ医薬の上げから反発しました。
[来週の主なスケジュール]
5(月) 米2月ISM非製造業景況指数
6(火) 米1月製造業受注指数
7(水) 国内1月景気動向指数、米2月ADP雇用統計・1月貿易収支・地区連銀経済報告
8(木) 日銀金融政策決定会合(~9日)、10-12月期GDP改定値、中2月貿易収支
ECB定例理事会
9(金) 黒田日銀総裁会見、米2月雇用統計
◆先物夜間取引の終値は21050 -80円安、高値は21160 +30円高で、
安値は20690 -440円安でした。
米国時間に一時105円台前半まで円高ドル安が進み、米国株の大幅下落もあって先物夜間取引の安値は
日経平均の14日の安値20950円を一気に割り込み、20690円まで急落しました。
これで週明けの相場では、200日線(2日現在:21179円)を下回り、20950円も
割り込んだ場合には20690円を下値のメドとして意識できるようになりました。
日経平均のテクニカル指標も徐々に底値圏に近づきつつあるものが増え始め、一部のものは
すでに底値圏を示唆し始めています。
来週は週末に3月限のSQが控えており、そこまでは荒れるSQ週になる可能性が高いものの、
もし急落した時に買うための下値のポイントがヒントとして示されたことは大きいと思います。
もちろんそこまで行かずに上昇に転じることもあり得ますが、覚えておいて損はないのが
20690円だと思います。
日経平均の株価チャートでは、21日に25日線が75日線を上から下に抜けるデッドクロスを
示現し、27日の取引時間中の心理的なフシ目の22500円までの戻りを達成し、
27日、28日と連日で下降中の25日線(2日現在:22175円)に上値を止められていますので、
まだ下値模索しやすい格好ではあります。
ただ大きく下がれば買いたいイメージは変わっていませんので、来週はSQに向けて買い場を探る週に
なりそうです。
20950円を割り込んでくる場面があると、日経平均の予想PERが割安になっていると指摘する声も
多く出始めると思います。
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