3月2日 後場の相場概況
前場の日経平均は-627円安の21097円と大幅に3日続落しました。
朝方は、前日の米国株市場の大幅下落を受けて投資家心理が悪化し、幅広い銘柄に売りが出ました。
その後も円高ドル安が嫌気され、安値では-635円安の21088円まで下落する場面もありました。
トランプ米大統領が、鉄鋼とアルミニウムに追加関税を課すと表明したことで、米中などの間で
貿易摩擦が激化するとの警戒感から、鉄鋼や海運など景気敏感株への売りが膨らみました。
中国や欧州などが報復措置に動けば世界的な貿易量が減少し、日本企業の業績にも悪影響が出る可能性が
高まるとの懸念が広がっています。
一時105円台後半まで円高ドル安が進み、採算悪化懸念から自動車や精密機器なども売られました。
◆けさは大きく下げて始まりましたが、その後も米国株時間外取引の下落転換や円高ドル安の進行に
足を引っ張られ、週末要因から買い手控えられるなか、下げ幅を広げました。
4日のイタリア総選挙の行方にも不透明感があるため、きょうも後場は欧州系の海外投資家からの
売りがさらに重しになるかもしれません。
VIX指数は28ポイント台まで上昇し、取引時間中としては2月14日以来の高水準になっています。
前引けでの東証1部の売買代金は1兆4153億円、騰落銘柄数は値上がり178銘柄、
値下がり1858銘柄と全体の約9割が下落しています。
日経225採用銘柄では値上がり2銘柄、値下がり223銘柄となっており、東証業種別株価指数は
全33業種が値下がりしました。
新興市場にもリスク回避の動きが広がり、日経ジャスダック平均、東証マザーズ指数ともに続落しています。
連日書いていますように、2月27日に心理的なフシ目の22500円を取引時間中に回復し、
27日、28日と下降中の25日線(前場試算値:22172円)に跳ね返されたうえで、
その後下げていますので、株価チャート的には下に行きたがっているようには見えましたが、
2月14日の安値20950円も視野に入ってきました。
テクニカル指標では早くも底値圏入りするものも出てきていますが、来週末の3月限SQに向けて
14日の安値20950円を割り込む可能性も出てきています。
前引けのTOPIXは-2.21%安でしたので、後場は日銀のETF買いが入りますが、
不透明要因が多いだけに、大きく戻すことは期待しづらいです。
押し目を待って買うというイメージは継続していますが、中途半端な位置では買いたくないので
来週以降に買い場を探る方がいいかもしれません。
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