2月2日の米国株市場
2日の米国株市場は
NYダウが-665.75ドル安の25520.96ドルと大幅に反落、
ナスダックが-144.917ポイント安の7240.946ポイントと続落しました。
NYダウ下げ幅は2008年12月1日以来、9年2ヶ月ぶりの大きさとなり、1日の下落率としても
1年8ヶ月ぶりの大きさとなりました。
市場予想を上回る米雇用統計を受けて米長期金利が上昇したため、株価の相対的な割高感が意識されて
幅広い銘柄に売りがでました。
業種別S&P500種株価指数では全11業種が下落し、なかでもエネルギーが4%と大きく下落し、
IT(情報技術)、素材の下げも大きくなりました。
ダウ平均を構成する30銘柄はすべて下落しています。
雇用統計では、非農業部門の雇用者数は前月比20万人増と市場予想以上に増え、
平均時給は前年同月比2.9%上昇と上昇率が前月から拡大して09年6月以来の大きさとなりました。
利上げペースが速まる可能性が意識され、長期金利の指標となる10年物国債利回りが一時2.85%と、
ほぼ4年ぶりの水準に上昇しました。
四半期決算が振るわなかった銘柄の下げも響き、アップルは4%下落、石油のエクソンモービルとシェブロンは
市場予想を下回った決算に失望売りが膨らみ、ともに5%超下げました。
米共和党が、トランプ米大統領周辺とロシアとの不透明な関係を巡る疑惑の捜査が偏向していると指摘する
機密文書を公開しましたが、これが米政治に与える影響を週末に見極めたいとする投資家も多くなりました。
ナスダックは、決算が市場予想を大きく上回ったアマゾン・ドット・コムは上昇しましたが、
市場予想に届かなかったアルファベット(グーグル)などが売られて指数を押し下げました。
[来週の主なスケジュール]
5(月) 米1月ISM非製造業景況指数
6(火) 米12月貿易収支
7(水) 国内12月景気動向指数
8(木) 国内1月景気ウォッチャー調査、中1月貿易収支
9(金) 2月限SQ、中1月消費者物価・生産者物価
◆先物夜間取引の終値は23040 -280円安、高値は23320 変わらずで、
安値は23000 -320円安でした。
予想を上回る内容だった米雇用統計を受けて、米国株が9年2ヶ月ぶりの大きさとなる
下げ幅となったことから先物夜間取引も大幅続落しました。
ただその一方でドル円は一時110円台半ばまで円安が進行し、米国時間終値でも
110円台前半を維持しています。
日銀短観で示された、大企業・製造業の想定為替レート110円18銭を上回ってきていますので
為替面では後押しとなりますが、米国株時間外取引はさらに軟調になっていますので
週明けの東京市場も大きく下げて始まりそうです。
2日にも日銀のETF買いが入りましたが、月曜日にも続けて入ることになりそうで、
これがどれだけ寄与することになるのか注目されます。
テクニカル指標は底値圏を示唆しているものが依然として多いなか、先物夜間取引の
終値近辺では1月31日の安値23092円や13週線(2日現在:23043円)などが
下値メドになるのか試されますが、これが機能しないと一時的にはボリンジャーバンドの
-2σ(2日現在:22788円)や75日線(2日現在:22759円)が意識される
展開も考えられます。
ただボリンジャーバンドの-2σは、月曜日に相場が大幅安になるとそれに連れて下がりますので、
前引け時点でいくらくらいになっているか見る必要があります。
来週は金曜日に2月限のSQを控えています。
SQに向けて売り方がさらに売り崩してくる可能性もありますが、遅くとも週半ばまでには
目先の買い場がくると考えています。
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