【メルマガ配信銘柄】10月19日分の実績です

日経平均は-45円安の22868円と続落ました

朝方は、ドル円が円安に振れたことや、米国株主要3指数がそろって史上最高値を更新したことを好感して、

高値では+468円高の23382円まで上昇し、約26年ぶりに23000円台を回復しました。

後場に入ると動きは一変し、11月限SQ値算出を控えて売り方の買い戻しが一巡したうえに、

高値を買った買い方の売りが重なって下落転換すると、安値では-390円安の22522円を付けるなど

荒れた展開になりました。

東証1部の売買代金は4兆9935億円と、2014年11月4日の5兆4305億円以来の水準に

膨らんでいます。

オプション価格から算出する日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)が大きく上昇したことで、

プログラムに沿って機械的に売買する投資家からの売りが急激に増えたとの観測もありました。

 

◆きょうは荒れるSQ週を象徴するような、値動きの激しい一日となりました。

前場高値から後場安値までは-859円幅も下がり、そこから大引けまでは+345円幅も戻すという、

ディーラーは誰も儲かっていないのではと考えてしまうような目まぐるしい展開でした。

日中値幅の859円は、米大統領選挙の影響で大きく振れた2016年11月9日の

1315円幅以来の大きさとなっています。

なぜこのようにSQ週は値動きが荒れるかと言いますと、今回でいうと相場に過熱感があるので

もう下がると思ってオプションのコールを売っていたプレイヤーは、相場が上がったので

ヘッジとして先物を買わざるを得ません。

もちろん先物と同じように、売ったものが上がったら単純に買い戻すのも手なのですが

オプション価格は常に実質的な価値よりも割高な値段がついています。

つまり予想が外れて上がった場合には、さらに割高な値段でコールを買い戻すことになるのです。

それを避けるために先物を買ってヘッジをかけて、損失を限定させなければいけないのですが、

コールが値上がりするとヘッジに必要な先物の枚数が増えていきます。

少しの上昇であれば少しの枚数の先物を買えば損失を限定することができたのに、

先物が上がるとその分だけ買う枚数を増やさなければならなくなり、結果として先物が

上れば上がるほど先物を買わなければいけないという負のスパイラルに陥るわけです。

買い煽ればあとから先物買いが入ると買い方は分かっていますので、少々無茶をしても

買い仕掛けるわけです。

これは上昇のときだけの話ではなく、下落局面ではプットの売り方が先物を売る必要にかられて

下がれば下がった分だけ先物を売るようになります。

ですから上がりだせば大きく上がり、下がりだせば大きく下がる、荒れるSQ週になるのです。

さらに今回はSQ値を23000円以上にしたいプレイヤーと23000円以下にしたい

プレイヤーが最後まで戦ったせいで、前場大幅高して後場急落、さらに引けにかけて戻すという

目まぐるしい動きとなったわけです。

ただこのSQ要因での激しい動きは、あすのSQを通過すれば来月までは起こりませんので

最近の相場のように一本調子に上がり続けるという可能性は低くなります。

まして23000円超で買いついた投資家はすでに危機感を感じ始めていると思います。

大引けでの25日移動平均線かい離率+5.52%200日移動平均線かい離率+15.25%

まだ高水準にあり、日経平均株価をTOPIXで割って、日経平均の割高度合いを計るNT倍率

12.61倍の前日比変わらずとこちらも高水準です。

きょうはまだ5日線(今日現在:22761円)を割り込んだところから下げ渋って、その後は

下げ幅を縮小しましたが、明確に割り込んでくると上昇トレンドが崩れたと見られます。

きのう書きました酒田五法では、結果的におとといの最後の抱き線、きのうの陽の陽はらみのあとに、

きょうのローソク足は、きのう懸念していた高く始まって前日比マイナスで終わるカブセ線になりました。

相場が転換した可能性が高まる格好になっています。

繰り返しになりますが、少なくともこの水準で買うイメージはありませんので、やはり利益確定売りを

進めていく方がいいと思います。

 

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