3日の米国株市場

 

3日の米国株市場でNYダウは、前日比+8ドル01セント高の200957ドル90セントと小幅ながら続伸しました。ナスダックは3営業日ぶりに反落し、前日比-22.817ポイント安の6072.550で終了しました。連日で最高値を更新した後で利益確定売り出やすい状況でした。

 

前日発表の決算が嫌気されたアップルが下落したことで相場の重荷となりましたが、午後2時に米連邦準備制度理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を発表し、声明で米景気拡大は継続していて落ち込みは一時的との見方を示すと、市場心理が改善して上昇に転じました。

 

声明では「1~3月期の景気減速は一時的である可能性が高い」と示され、足元で強まっていた米景気の先行き不透明感がやや薄れ、正常化に向けた金融政策の方針を維持したことで、米長期金利が上昇し、利ざや改善の思惑から金融株が買われて指数を支えました

 

 

 

◇米国民間部門の雇用者数を示すADP全米雇用報告の4月分は前月比+17.7万人と、伸びは昨年10月来の低水準となったものの、予想の+17.5万人を小幅上回りました。

・米・4月ADP全米雇用報告:前月比+17.7万人(予想:+17.5万人、3月:+25.5万人→+26.3万人に修正)

 

NY外国為替市場でドルは急伸しました。米財務省は四半期定例入札の詳細を発表。今四半期の長期国債の発行規模を620億ドルに据え置いた一方で、超長期債のコストと利点を検証していく方針を明らかにしました。

米国超長期債発行の思惑に、債券利回りは上昇してドル買いに拍車がかかり、大きく円安に振れています。

 

米・4月サービス業PMI改定値は53.1に上方修正されました。

・米・4月サービス業PMI改定値:53.1(予想:52.5、速報値:52.5)
・米・4月総合PMI改定値:53.2(速報値:52.7)

 

米4月ISM非製造業景況指数57.5と、市場予想の55.8や前月の55.2を上回り、2015年10月以来の高水準となった2月の57.6に接近しました。ドル円はこの時点で112.48円まで3月21日以来の高値を更新しました。

 

 

FRBは3日のFOMCで金融政策の現状維持を決め、追加利上げを見送りました。ただ米経済成長率は1~3月期に鈍化したものの、会合後の声明で「景気減速は一時的で、経済活動は緩やかに拡大する」と強調し、6月の次回会合での利上げを示唆しました。

 

今回の声明を受けて金融市場では、6月中旬の次回FOMCで追加利上げに踏み切り、さらに9月にも金融引き締めがあるとの見方が主流になっています。

 

米景気については「経済成長が減速したものの、労働市場の拡大は続いた」として、先行きも緩やかな成長が続くと示しています。

1~3月期の実質国内総生産(GDP)は前期比年率換算で0.7%増にとどまり、3年ぶりの低い伸び率でしたが、FOMCは個人消費の基調は底堅い指摘し、「1~3月期の景気減速は一時的なものとみている」と強調しました。

 

 

 

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